お知らせ, 乳がん月間(10月)イベント, 活動報告

若い世代から母へ みんなに伝えたいピンクリボン運動

 10月の「乳がん月間」に合わせ、今年も高松丸亀町壱番街前三町ドームでライトアップを実施しました。今年は例年行っていたウオーキングイベントに替えて、「ポスターデザインコンテスト」を開催。若い世代にもピンクリボン運動の大切さを訴えました。

ポスターデザインコンテスト結果発表【ピンクリボン2020】

 若い世代の感性を乳がん検診の啓発につなげようと、県内在住の中学・高校・大学・専門学校の生徒・学生を対象に、「ピンクリボン2020ポスターデザインコンテスト」を初開催しました。
 「乳がんは早期発見・早期治療が大切である」ことを広く県民に伝えるポスターを募集。114点の応募作品の中から高松工芸高校デザイン科3年の多田羅琴梨さんの作品「11人に1人」が最優秀賞に選ばれました。
 10月20日には高松市浜ノ町の県医師会館で表彰式が行われ、多田羅さんら4人の入賞者に賞状と記念品などを贈りました。受賞者の声と作品コンセプトを紹介します。

審査の様子

入賞者

最優秀賞 作品名「11人に1人」高松工芸高校デザイン科3年 多田羅 琴梨 様

Q1,最優秀賞受賞の感想を教えてください。
私自身も気に入っている作品だったので、それが評価されてとてもうれしいです。

Q2,テーマはどのように決めましたか。
ピンクリボン運動について知識がなかったので、インターネットで調べることから始めました。乳がんになる確率は100人に1人くらいだろうと思っていたら、実際は「11人に1人」と知って、とても驚きました。このことをみんなに伝えたいと思い、「11人に1人」をテーマにしようと決めました。

Q3,作品コンセプトは。
ピンクリボン運動のシンボルマークをつなげて11人の女性に掛け、1人のリボンだけを紫色にすることで「11人に1人」ということが一目で分かるようにしました。ピンク色をメインカラーにし、同系色でまとめて紫色が目立つようにしました。

Q4,作品への思いを教えてください。
「いつの間にか乳がんになっていた」という悲しいことが起こらないように、みんなが笑顔で過ごせるようにとの願いを込めて制作しました。作品作りを通して、乳がんは他人事じゃないと実感しました。私自身も積極的に検診を受けたいと思います。

表彰式 多田羅 琴梨 様

特別審査員賞 穴吹デザインカレッジ マンガ・コミックイラスト学科1年 髙橋 空様

 受賞を聞いて素直にうれしかったです。「小学1年生の女の子が乳がんで入院していた母親の帰りを喜ぶ」という物語を作品に込めました。ママ世代の女性に「子どもに寂しい思いをさせないためにも検診を」と思ってもらえるきっかけになればと思います。

作品名「夏休みの思い出」

●国際ソロプチミスト高松賞 高松工芸高校デザイン科2年 椛谷 琳加様

 作品に込めた思いが多くの人に伝わってうれしいです。一人一人の女性の顔や髪形を変えたのは、自分と同じような人を見つけてもらい、「他人事ではない」と思ってもらいたかったから。この機会に家族や周りの人にも検診の大切さを伝えていきたいです。

作品名「他人事じゃない」

●高松西ライオンズクラブ賞 穴吹デザインカレッジ グラフィックデザイン学科2年 
實川 愛理 様

 賞を受賞し、大変うれしく思います。検診を受けることで女性が自信を持ち、胸を張って堂々と生きてほしいとの思いで制作しました。自信あふれる表情になるよう、何度も描き直しました。私もこの先、楽しく健康で生きていきたいので、検診を心掛けたいです。

作品名「胸をはって生きる」

■主催/ピンクリボンかがわ県協議会 
■特別協力/四国新聞社、香川県予防医学協会、株式会社人生は上々だ
■特別協賛/国際ソロプチミスト高松、高松西ライオンズクラブ、キリンビバレッジ株式会社、香川ヤクルト販売、香川県がん検診受診率向上プロジェクト
■後援/香川県、高松市、香川県教育委員会、香川県医師会、高松市医師会

10月はピンクリボン月間です

 乳がんは日本人女性が最も多く罹患しているがんですが、早期に発見できれば95%が治癒するとされています。高松丸亀町壱番街前三町ドームのライトアップは、乳がんの早期発見・治療の啓発を目的に実施しています。点灯式は中止となりましたが、ライトアップは10月1日から1カ月間行いました。ドーム内をピンク色で染めたほか、懸垂幕を掲示し、商店街の約40カ所に啓発用のバナーフラッグを飾り付けました。

主催:ピンクリボンかがわ県協議会
共催:香川県予防医学協会
後援:香川県、高松市、香川県医師会、高松市医師会
協力:高松丸亀町商店街振興組合、高松三越

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