お知らせ, 乳がん月間(10月)イベント, 活動報告, ピンクリボン運動

ピンクリボン 2021 ポスターデザインコンテスト

 ピンクリボンかがわ県協議会は、若い世代の感性を乳がん検診の啓発につなげようとポスターデザインコンテストを開催しました。

 県内在住の中学、高校、大学、専門学生を対象に「乳がんは早期発見・早期治療が大切である」ことを広く伝えるポスターを募集。10月5日、同コンテストの特別協力企業・団体(下記参照)代表者など9名からなる審査員がそれぞれの視点で審査を行いました。今年は110点の応募作品の中から香川短期大学2年の地濱愛さんの作品「ははのひおめでとう」を最優秀賞に選出。特別審査員賞など全10作品に賞を贈りました。
 10月19日にイオンモール高松(高松市香西本町)で表彰式を行い、各審査員がプレゼンターとなって入賞者10人に賞状と副賞(特別協力企業・団体提供商品など)を手渡しました。以下、作品コンセプトや受賞者の声などを紹介します。

■主催/ピンクリボンかがわ県協議会 ■特別協力/国際ソロプチミスト高松 高松市薬剤師会 高松西ライオンズクラブ
株式会社アイム イオンモール高松 香川ヤクルト販売 キリンビバレッジ株式会社 株式会社 人生は上々だ 香川県予防医学協会
■後援/香川県 高松市 香川県教育委員会 香川県医師会 高松市医師会 香川県がん検診受診率向上プロジェクト 四国新聞社

結果発表

最優秀賞:香川短期大学経営情報科 デザイン・アートコース2年 地濱 愛 様

作品名「ははのひおめでとう」

Q1受賞の感想を教えてください。

まさか自分が最優秀賞をいただけると思っていなかったので、驚いたのと同時にとてもうれしかったです。

Q2作品のコンセプトや込めた思いは。

 母の日という1年に1度のお祝いの日を「この先もずっと続けられるように」という子どもの純粋な思いを表現しました。お母さんの体を大切に思っているのはお母さん自身だけでなく、家族や周りの友人も同じ思いだということを改めて意識してもらい、乳がん検診を受診する人が増えるきっかけになればと思い制作しました。

Q3こだわった点は。

 見た人に思いがダイレクトに伝わるよう写真にしました。淡いピンクの布の上に、ピンクのリボンやカーネーション、手紙などを置いて撮影。乳がん検査券が目立つよう、物の配置にこだわりました。ピンクを基調とし、全体にメリハリを持たせるために鮮やかな赤や反対色の緑を用いたのもポイントです。子どもが母親に贈るプレゼントなので、乳がん検査券や手紙の文字やイラストに子どもらしさを心掛けました。

Q4今後の抱負は。

 今後も見た人の意識を変えられるような作品を作っていきたいです。私も定期的に乳がん検診に行きたいと思います。

その他の受賞作品

特別審査員賞:古高松中学校2年 小原 朋那 様

作品名「検査に行ったお母さんに」

 特別審査員賞を受賞してとてもうれしいです。乳がんは早期発見できればほとんどの人が治癒するとされています。そのため、全国の女性にいち早く乳がん検査を受けてほしいという思いを込めて描きました。検診に行ったお母さんに子どもが「ピンクリボン賞」として、ティアラとリボンをかけてあげるイメージです。リボンを大きくデザインして目立たせました。このポスターができるだけたくさんの人の目に触れてほしいです。今後も人の心を動かせるようなポスターをたくさん描いていきたいです。

ピンクリボン賞: 専門学校穴吹デザインカレッジ グラフィックデザイン学科2年 笠井 友希 様

作品名「おっぱいが主役の日を」

 制作に当たり乳がんについて調べると、2年に一度の受診が好ましく、早期発見で完治することが分かりました。そのため美容室やネイルサロンなどに通う感覚で「おっぱいを主役にする日」を作って、乳がん検診にも定期的に行ってほしいと思い制作しました。命を落とす方が1人でも減ってほしいと思います。

ピンクリボン賞:高松工芸高校デザイン科3年 宮本 陽菜 様

作品名「不安から安心へ 」

 女性が電車に乗ろうとしている瞬間を切り取りました。電車を待つときの期待のドキドキと、乳がん検診を受診するまでの不安なドキドキをかけ、安心な気持ちへと変えていこうという思いを表現しました。これからも通りがかりの人の目にも留まるようなデザインを考えていきたいです。

ピンクリボン賞:香川短期大学経営情報科デザイン・アートコース1年 光家 朋花 様

作品名「貴女も一緒に 乳がん検診へ!!」

 1人で検診に行くのは勇気が必要ですが、家族や友達と誘い合うことで、みんなで健康を守ることができます。国籍を問わず全ての女性が受けてほしいという思いを込めて「あなたも!(行こう)」という呼び掛けをさまざまな国の言葉で描きました。この作品で多くの人の命が守られ、早期発見につながればと思います。

ピンクリボン賞:高松工芸高校デザイン科3年  出口 真由香 様

作品名「大切な人を 守り続けたいから」

 シンボルマークの輪っかの部分にお母さんを、リボンの先にお父さんと子どもを描き、胸に抱えているようなデザインに。お母さんの温かい雰囲気が伝えられるようピンクの同系色でまとめ、塗り方や線の太さにこだわりました。いつも忙しく働くお母さんには、大切な家族を守るためにも検診に行ってほしいです。

ピンクリボン賞:香川短期大学経営情報科デザイン・アートコース2年 石井 希和 様

作品名「人生のテンポ 」

 一定のテンポを刻むメトロノームと日常の生活をかけました。検診に行くことで毎日同じ生活が送れている幸せを感じ、早期発見につなげてほしいです。ピンクリボン運動はピンク色のイメージが強いですが、背景に青色を使用するなど、目を引くような色味や文字の配置にこだわりました。

ピンクリボン賞:高松工芸高校デザイン科3年 田尾 菜々美 様

作品名「日常に検診を 」

 乳がん検診の受診率が約50%と知って、その原因は行きづらい雰囲気にあると考えました。そこでやるべきことを一覧にした母親のToDoリストに「乳がん検診に行く」という項目を加えたデザインにしました。検診に行くことは特別なことではなく、日常にしていることと同じと思って受診してほしいです。

ピンクリボン賞:高松工芸高校デザイン科3年 髙木 花菜 様

作品名「検診にいこう 」

 今まで賞をいただいたことがなかったのでとてもうれしいです。一目で意図が伝わるデザインにしたかったので、ピンクの線で胸を押さえている女性を描き、シンプルに仕上げました。女性らしさを表現する腰のカーブが難しかったです。自分もかかるかもしれないので、検診はきちんと行きたいと思います。

ピンクリボン賞:古高松中学校2年 高原 渚紗 様

作品名「つながるリボンの輪」

 祖母が乳がんにかかり、今は元気になりましたが治療中はとてもしんどそうでした。そんな思いをする人が減ってほしいとの思いで、「早めの検診」「検診を次世代につなげる」という願いを込めました。私と祖母が母に検診を勧めている様子を描き、3世代につながるピンクリボンの輪が表現できたと思います。

高松丸亀町壱番街前三町ドームをライトアップ

 日本人女性の9人に1人が発症するとされる乳がん。命を守るためには定期的な検診による早期発見と治療が重要です。高松丸亀町壱番街前三町ドームでは、啓発運動のシンボルカラーであるピンクのライトアップを10月1日から1カ月間実施しました。懸垂幕を掲示し、商店街の約40カ所に啓発用バナーフラッグを飾り付けて、買い物客らに早期発見・早期治療を呼び掛けました。

主催:ピンクリボンかがわ県協議会
共催:香川県予防医学協会
後援:香川県、高松市、香川県医師会、高松市医師会
協力:高松丸亀町商店街振興組合、高松三越

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