ピンクリボンかがわ県協議会は、若い世代の感性を乳がん検診の啓発につなげようとポスターデザインコンテストを開催しました。
県内在住の中学、高校、大学、専門学生を対象に「乳がんは早期発見・早期治療が大切である」ことを広く伝えるポスターを募集。10月6日に同コンテストの特別協力企業・団体(下記参照)代表者など8名からなる審査員がそれぞれの視点で審査を行いました。今年は160点の応募作品の中から穴吹デザインカレッジグラフィックデザイン学科2年の池内七々海さんの作品「男性も女性も意識をしよう」を最優秀賞に選出。特別審査員賞など全10作品に賞を贈りました。
10月24日にサンポートホール高松1階市民ギャラリー(高松市サンポート)で表彰式を行い、各審査員がプレゼンターとなって入賞者10人に賞状と副賞(特別協力企業・団体提供商品など)を手渡しました。以下、最優秀賞受賞作品のコンセプトやこだわり、各受賞者の作品などを紹介します。
■主催/ピンクリボンかがわ県協議会
■特別協力/国際ソロプチミスト高松 高松市薬剤師会 高松西ライオンズクラブ 株式会社アイム 香川ヤクルト販売株式会社
キリンビバレッジ株式会社 株式会社 人生は上々だ 香川県予防医学協会
■後援/香川県 高松市 香川県教育委員会 香川県医師会 高松市医師会 香川県がん検診受診率向上プロジェクト 四国新聞社
結果発表
最優秀賞:穴吹デザインカレッジ グラフィックデザイン学科2年 池内 七々海 様
Q1. 作品のコンセプトを教えてください。
乳がんは女性に多い疾患の一つで、日本人女性の9人に1人がかかる病気です。ポスター制作に際して、乳がんのことを詳しく調べていく中で、男性も発症する上、男性患者の方が女性患者よりも死亡率が高いことを知りました。乳がんにかかる可能性があることを意識している男性が少ないため、自分が乳がんだと疑わず、病院に行くのが遅れるのが理由だそうです。あまり注目されていない「男性の乳がん」をこの機会に皆さんに知ってもらい、女性だけでなく社会全体で意識を高めるきっかけになってほしいと思い、作品を作りました。
Q2. 作品づくりでこだわった点は。
男性に向けた作品だということが一目で分かるように、色調を青色で統一、シンボルマークのリボンも青色にしました。あえて細かなデザインをせず、全体的にシンプルにまとめることで、メッセージを伝わりやすくしました。見た人に「ん!?」と思わせるのが狙いです。
ピンクリボン運動のシンボルカラーであるピンク色を青色に変えるのは、正直、受け入れられるのか不安がありましたが、最終的には自分の思いを貫きました。青色にしたことで、他の作品と違いが出て、今回の受賞につながったのではないかと思います。
Q3. 今後の作品づくりについて。
私はこれまで自分が考えていることをみんなに知ってほしいという思いでデザインしてきました。今後も自分の思いを伝えることを第一に、見た人が何か気付きを得られるような作品を作っていきたいです。新しい視点を持ち、自分だけが作り出せるデザインを目指します。
その他の受賞作品
特別審査員賞:高松工芸高校デザイン科1年 堀 渚愛 様
ピンクリボン賞
参加作品
/// 香川短期大学 経営情報科デザインアートコース ///
/// 穴吹デザインカレッジ グラフィックデザイン学科 1年 ///
/// 穴吹デザインカレッジ グラフィックデザイン学科 2年 ///
/// 穴吹デザインカレッジ マンガ・コミックイラスト学科 1年 ///
/// 穴吹デザインカレッジ マンガ・コミックイラスト学科 2年 ///
/// 香川県立高松工芸高等学校 デザイン科1年///
/// 香川県立高松工芸高等学校 デザイン科2年///
/// 香川県立高松東高等学校 ///
/// 高松中央高等学校 ///
/// 高松市立古高松中学校 ///
/// 高松市立山田中学校 ///
/// 丸亀市 ///
高松丸亀町壱番街三町ドームとシンボルタワーをライトアップ
今年も10月の「乳がん月間」に合わせて、高松丸亀町壱番街三町ドームをシンボルカラーのピンク色にライトアップしました。丸亀町商店街の約40カ所に啓発用のバナーフラッグと懸垂幕を提示し、買い物客らに乳がんの早期発見、治療の大切さを呼び掛けました。
今年は初めてシンボルタワー(サンポート)でもライトアップを実施しました。3日間だけの開催となりましたが、タワー全体がピンク色に彩られました。
主催:ピンクリボンかがわ県協議会
共催:香川県予防医学協会
後援:香川県、高松市、香川県医師会、高松市医師会
協力:高松丸亀町商店街振興組合、高松市薬剤師会