2015年

ピンクリボンいくしまウオーク&フェスを開催しました

 早期で見つけられたら、決して怖い病気ではない「がん」。中でも、乳がんは早期発見であれば、90%以上が治癒するといわれています。“ピンクリボンかがわ”は、10月の「乳がん月間」に合わせ、乳がんの啓発を目的としたイベント「ピンクリボンいくしまウオーク&フェス」を四国新聞社と開催。約600人が参加したウオークやフェスの様子を紹介します。

ウオークのスタート地点、サンポート高松でピンクリボンが描かれたタオルを広げる参加者

検診の大切さ訴え約10キロのウオークに挑戦!

 ウオーキングやイベントを通じて、乳がんの早期発見と治療を呼びかける「ピンクリボンいくしまウオーク&フェス」が10月25日(日)に開かれました。高松市のサンポート高松から香川県総合運動公園まで約10キロのウオーキングには、子どもから大人まで約300人が参加。ピンクリボンが描かれたタオルを身に付け、ウオーキングを楽しみながら、検診による早期発見、治療の重要性を呼びかけました。

 今年で3回目となる「ピンクリボンいくしまウオーク&フェス」。今回は従来の10キロのウオーキングコースに加え、同運動公園を周回するスタンプラリーウオークを新設し、親子連れら約300人が参加しました。

 スタンプラリーでは4カ所のチェックポイントを巡回。各ポイントでは、がんにまつわるクイズや、触診のモデル体験、ピッチングのコントロールを競う「ストラックアウト」のアトラクションに挑戦、クリアすると花の苗木やハート型のケースに入ったおいりなどのプレゼントをもらいながら、それぞれゴールを目指しました。

 また、同運動公園で同時開催されたピンクリボンフェスには、12のワークショップが参加。和三盆糖を使った啓発用のお菓子「おっぱい和三盆」の型抜き体験やアロマ入浴剤の制作、マンモグラフィ&エコー見学などを実施し、参加者は定期的にがん検診を受ける大切さなどを学びました。

(写真左)香川県医師会会長でピンクリボンかがわ県協議会代表の久米川氏
(写真右)久米川病院理事長でピンクリボンメディカルネット主宰の吉澤氏

4つのアトラクションでがん啓発! ファミリースタンプラリーウオーク

ファミリースタンプラリーウオークのスタート地点、香川県総合運動公園でピンクリボンが描かれたタオルを広げる参加
(写真左)(1)クイズコーナー 「がんは日本人の何人に1人がかかるでしょうか?」などのクイズに挑戦!
(写真右)(2)触診のモデル体験 感触を確かめ、セルフチェック時の参考に
(写真左)(3)ストラックアウト がん細胞の的にボールを投げる子どもたち
(写真右)(4)クイズコーナー 乳がんにまつわるクイズに挑戦し、記念品をもらう子どもたち

ゴール会場でお出迎え!ピンクリボンフェス

ステージイベント

キッズチアダンスチームの元気なパフォーマンス

ワークショップ

  • おっぱい和三盆型抜き体験
  • アロマ入浴剤ワークショップ
  • フットバス・ハンドマッサージ ほか
(写真左)「おっぱい和三盆」の型抜き体験。上手に型抜きできたかな?
(写真右)好きなアロマを入れて泡の出るバスボムを制作。アロマの香りに癒やされたい!
フットバス・ハンドマッサージのコーナー。歩いた後の心地よさは格別!

12人に1人が乳がんに 検診で積極的に健康を守る

 乳がんは、日本人女性の12人に1人が罹患するといわれ、女性特有のがんでは身近な病気の1つです。県内の乳がんの死亡者数は増加傾向にありますが、早期に発見できれば90%以上の確率でほぼ完治でき、乳房を温存しながら、わずかな切除でがんを取り除くこともできます。

 乳がんの検診方法は、主にマンモグラフィと視触診を組み合わせて行ったり、エコーを組み合わせる場合もあります。40歳以上であれば、住んでいる地域の自治体からの補助で乳がん検診を受けることができます。こうした制度を利用し、定期的な検診を必ず受けましょう。

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